ご 挨 拶

令和 2 年 3 月 26 日
浜松経済同友会
代表幹事 斎藤 薫

本日、第26回「同友会経済サミット」開催にあたりましては、関係各位には多大なご尽力をいただきましたが、残念ながら新コロナウィルス感染防止上、規模を縮小し関係者のみでの開催とさせていただきました。

 本サミットでの提言策定にあたりましては「高度外国人材雇用・就労促進研究会」による半年間にわたる熱心な議論やご教示により、グローバル社会を迎えた「浜松」のあるべき姿をご示唆いただき本提言に至りました。
ここにあらためまして、研究会関係各位には心から感謝申し上げる次第でございます。

 さて、少子化社会を迎えわが国の労働人口は急速に減少し、雇用確保が企業の存続に大きな影響をもたらす状況になってまいりました。
 特に高度人材(大学卒)は、都市部に集中し地方都市では大変厳しい状況になっています。企業の継続的な発展のためには、優秀な人材確保は重要な課題ではありますが、日本人の雇用が困難になるなかで、最早外国人材に頼らざるを得ない状況にあるのではないと思います。
 そのためには、経営者が覚悟を決めて高度外国人材の雇用を積極的に図るとともに、優秀な外国人材が浜松に集まり、浜松企業に就労し、浜松市民として活躍できる環境整備が必要になってきます。

 今サミットでは、静岡文芸大学副学長 池上先生の基調講演をもとに、石川政策委員長より提言と座談会で議論させていただきます。
 今サミットが、新しい浜松の多文化共生社会にむけての議論のはじまりなることを期待いたします。