去る8月9日、浜松の未来を考える会(構成団体:浜松商工会議所、浜松経済同友会)主催による「人口減少・超高齢社会への挑戦」シンポジウムが開催されました。
浜松経済同友会からは商工会議所会頭でもある大須賀 正孝様と副代表幹事である前嶋 文明様がパネラーとして登壇し、政令指定都市移行から10年が経過した浜松市の今後について、将来を見据えた大変参考にすべき意見交換が行われました。
人口減少・超高齢社会への挑戦~政令指定都市移行10年を契機としたあらたな都市に向けて~
日時:2017年8月9日(水) 13:30~16:30
場所:アクトシティ浜松コングレスセンター
主催:浜松の未来を考える会 (浜松商工会議所・浜松経済同友会)
基調講演:「人口減少と政令指定都市」
講演いただいた、元三重県知事、早稲田大学名誉教授、早稲田大学マニフェスト研究所顧問の北川 正恭様は、平成27年に開催しました第21回同友会経済サミットのテーマ「岐路に立つ政令都市“浜松”~10年の歩みとこれからの街づくり~」でも講演いただいた関係もあり、今回お話しいただいた「人口減少と政令指定都市」も当時のテーマに関連した内容で貴重な講演となりました。
パネル討論会:「 政令市10年 これからの浜松」
<進行> | 北川 正恭 氏 |
<パネラー> | 浜松商工会議所 会頭 大須賀 正孝 氏 浜松経済同友会 副代表幹事 前嶋 文明 氏 浜松青年会議所 理事長 曽布川 洋平 氏 浜松経済クラブ 理事長 大沼 輝政 氏 |
パネル討論会では、
■人口の減少
■少子化(出生率の低下)
■高齢化(高齢者の増加)
■厳しさを増す行財政運営
を「浜松市の現状・課題」として、
①産業振興、雇用創出、魅力ある都市の創造などを進め、人口の転出を抑制し、転入を促進できるか。
②行財政改革や遊休資産処理などにより、健全な財政を運営しつつ増加する社会保障費やインフラ維持更新経費を担うことができるか。
③行政区再編により行政組織を効率化し、成熟社会に対応した都市経営を進められるか。
④人口減少・高齢化が進む中、浜松市の次なる10年に向けて、我々市民は何をすべきか。
というポイントについてパネラーとしての意見をいただきながら前向きな議論を行いました。
政令指定都市となり10年。人口減少や高齢化による各課題が見えてくる浜松市、健全な財政を目指した貴重な意見を聴講できたシンポジウムとなりました。
ご参加いただいた方々におきましては、改めて感謝申し上げます。