ご 挨 拶

平成 29 年 3 月 16 日
浜松経済同友会
代表幹事 神谷 竹彦

本日は、第23回「同友会経済サミット」にご列席頂き誠にありがとうございます。

本会は昭和50年に静岡経済同友会浜松協議会として設立され、浜松経済界をはじめ多くの皆様方に支えられ今日に至りました。そしてこのたび名称を「浜松経済同友会」と改称し、静岡経済同友会の一員として新たな船出をする事が出来ました。これもひとえに浜松経済界ならびに浜松市行政、静岡経済同友会静岡協議会・東部協議会のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。

今回のサミットは、浜松経済同友会40周年記念事業として開催させて頂きます。

さて、今回は「起業のまち浜松 再び!」と題し、起業や創業のまちづくりについて、提言して参りたいと思います。皆様もご承知の通り浜松を中心とした遠州地域は「やらまいか精神」のまちとして、これまで多くの企業や産業を生み出して参りました。しかしながら人口の減少や少子高齢化の進展に伴い、地域経済や社会が活気を失っているのが現状であり、ここ浜松におきましても市域の約半分が過疎指定を受けていると聞いております。また、安倍内閣が進める「地方創生」も東京一極集中の是正を目指していますが、東京圏への人口流出は今も拡大しているようです。そういった状況を踏まえ、弊会ではかつて旺盛であった浜松市の「ベンチャー精神」を再び活性化させようと、今回のテーマ決定に至りました。

そのような中、本日ご出席頂いております鈴木康友市長は、先日の市議会で述べられた2017年度の施政方針の中で、ベンチャー企業の誘致を推進することで雇用を創出し、浜松に移住する人を増やすお考えをご紹介下さいました。また、2017年度の予算としても地元産業の活性化に関する費用を手厚くして頂いております。

今回のテーマは正に浜松市政と経済同友会の思惑が偶然にも一致した取り組みであり、代表幹事としてもこのサミットの重みを感じております。
また、本日ご無理を言って設立40周年の記念講演をお受け下さいました公益社団法人経済同友会の副代表幹事でありコマツ取締役会長の野路國夫様をお迎え出来た事は大変感慨深いものであります。地域と共に成長しておられる世界企業の「コマツ」の取り組みについてお聞かせいただけることは、今回の提言にも大いに参考になると考えております。

そして座談会では、浜松出身で起業して活躍されている経営者、また違う地域のご出身で浜松で起業されている経営者の皆様をお迎えし「ベンチャー精神」について、大いに語って頂こうと思っております。

なお本日は、これまでとは違い浜松市の将来を担う若い世代の方達にも参加頂いております。

このサミットが参加者の皆様の輝かしい未来に向けての一助になれば幸いです。