ご 挨 拶

平成 31 年 3 月 11 日
浜松経済同友会
代表幹事 前嶋 文明

 本日は、第25回「同友会経済サミット」にご列席いただき誠に有難うございます。

 日頃より本会の活動に対しご理解とご協力を賜り心より感謝申し上げます。

 平成5年から始まった「同友会経済サミット」は、時代の変化を的確に捉え、浜松地域の発展をキーワードに数々の提言を行ってまいりました。繊維、楽器、輸送機器、光産業と時代と共に生まれ育てた「ものづくり技術」を基に発展を続けてきた浜松地域が、急速に進む少子高齢化と共に人材不足という新たな問題に直面しています。また、昨今の生産年齢人口減少による労働者不足が叫ばれるなか日本政府は出入国管理法を改正し、外国人労働者の受け入れ拡大へと舵を切りました。これに先駆け、浜松経済同友会ではグローバル人材の必要性に着目し、浜松地域が求めるグローバル人材をテーマに第22回、第24回「同友会経済サミット」を開催し、浜松地域経済発展の条件としての外国人材について議論を進めてまいりました。

 我々企業経営者自身、これまでは外国人労働者を日系人労働者や技能実習生に代表される低賃金労働者と捉えていました。しかし、労働人口の減少と産業や経済のグローバル化は、避けて通れない現実となった今、外国人労働者=低賃金労働力との考えを改め、グローバル人材として積極的に受け入れ、彼らの能力を最大限に活用すると共に、外国人にとって暮らしやすい、住みよい浜松を目指すことが浜松地域発展の絶対条件だとの考えに行きつきました。

 このような考えから、本日は「世界のグローバル人材から選ばれるまち浜松を目指して」とのテーマで本会を開催させていただきます。

 なお、 本日は大変お忙しい中、本会の特別講演をお受けいただきました公益社団法人経済同友会副代表幹事・労働市場改革委員会委員長のヤマトホールディングス(株)取締役会長 木川眞様には心より御礼申し上げます。

 また、鈴木浜松社長様をはじめ座談会にご登壇いただきます産・学・官の地域を代表する皆様からの活発な議論が本会を一層価値あるものに、そして浜松地域の発展の一助になることを願っています。

 結びになりますが、今回のサミット開催にあたり野澤委員長以下、浜松経済同友会政策委員会メンバーの皆様の熱心な取り組みに対して心より御礼申し上げます。

 本日のサミットが浜松地域の輝かしい未来に向けての一助になれば幸いです。