平成31年3月11日に開催した同友会経済サミットでは、政策副委員長 石川雅洋(株式会社ソミック石川 社長)より「グローバル人材の受け入れと課題(教育・就労)」として、問題提起を行いました。

 世界的企業を数多く輩出する浜松地域は、製造業を中心に多くの外国人労働者にも支えられ発展してきました。労働人口が減少し、外国人労働力の活用が求められるなか、浜松市は多文化共生社会のトップランナーとして日本全国から注目されるリーダー的存在となっています。しかしながら、かつての製造業を支えてきた外国人労働者の大半をブラジル人が占めていた浜松市も、経済のグローバル化・世界の産業構造の変化に伴い、多種多様な外国人が安心して活躍できる更なる環境整備が求められています。

 既に、経済発展著しいアジア諸国から排出される優秀な人材は、先進国はもとより世界中から好条件にて争奪戦が行われています。日本国内の留学生においても、国内企業はもちろん、世界のグローバル企業からの争奪戦が始まっています。

 まだまだ根強い、安価で都合のよい労働力という考え方を捨て、企業も地域も外国人材を受け入れ「共生・共栄」するという覚悟を持つことが必要です。一方で、世界的な流れによる優秀な高度人材を中心とした雇用流動化も避けられません。産業界は、浜松で活躍したいと思われる将来ビジョンを明確に掲げる必要があります。

 今回の同友会サミットでは、日本有数の産業都市であり、外国人集住都市の先駆者として長年培ってきたノウハウを活かす為に、この浜松が世界のグローバル人材に選ばれるまち「HAMAMATSU-浜松」となるための問題提起を行います。

【問題提起1】連携:浜松と海外のパイプづくり


 

【問題提起2】教育:グローバル人材のスキルアップ


 

【問題提起3】就労:安定した就労環境づくり


 

【問題提起4】家庭:家族が安心して暮らせるまちづくり