平成29年3月16日に開催した同友会経済サミットでは、政策委員長 須山宏造(須山建設株式会社 社長)より「起業のまち浜松 再び!」を目指しての問題提起を行いました。

浜松を中心とした遠州地域は「やらまいか精神」のまちとして、これまで多くの企業や産業を生み出して参りました。しかしながら人口の減少や少子高齢化の進展に伴い、地域経済や社会が活気を失っているのが現状であり、ここ浜松におきましても市域の約半分が過疎指定を受けている。また、安倍内閣が進める「地方創生」も東京一極集中の是正を目指していますが、東京圏への人口流出は今も拡大している。

そういった状況を踏まえ、弊会ではかつて旺盛であった浜松市の「ベンチャー精神」を再び活性化させることを目標とし、「起業のまち浜松 再び!」と題し、起業や創業のまちづくりについて、以下を提言する。

  1. ベンチャー精神の養成
  2. 起業家を支援するサポート体制強化
  3. 地域の人材を活かす
  4. グローバル人材の活用
  5. 「企業内起業」を活発に
  6. 日本に、世界に「はままつ」の良さをPR

ベンチャー精神の養成

創業には、強く熱い気持ちが必要。

  • 学生時代から起業家精神を教えることで、事業家としての夢や希望を持つ。
  • 地域の起業家の歴史と地域風土の特性を教え、仮想カンパニーを通じビジネスモデル作成方法の習得をすることで、大学発ベンチャー企業を増加させる。

起業家を支援するサポート体制強化

  • 技術を容易に引き出すことができ、人的ネットワークを利用できるデータベースの確立。
  • 起業家のアイデア・技術をビジネスとして成り立たせる支援組織。
  • 専門家集団(司法書士・会計士・弁理士・コンサル・WEBデザイン)によるバックアップ体制・サポート体制。
  • 起業家への販売戦略指導。
  • 地域版クラウド・ファウンディングで経済支援、投資ビジネスとしても成り立つ

地域の人材を活かす

グローバル人材の活用

  • 留学生が経営ノウハウを学び浜松で起業、自国でビジネスを展開
  • 留学生が企業でマネジメント手法を習得、国際拠点のマネージャーとして人材育成

「企業内起業」を活発に

変化の激しい時代で家業を継ぐ人が減っている。
先代の持っている技術・経営ノウハウを利用して新しい事業を創出することで、家業を継ぐことができる。
商工会議所青年部等の青年経済団体を活用

日本に、世界に「はままつ」の良さをPR

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